令和6年度リオデジャネイロ日本人学校
学校経営計画
1 令和6年度 学校教育目標
「やさしく かしこく たくましく」 ~世界の架け橋となる子どもたちの育成を願って~
教育の根本目的は、児童生徒が生涯にわたって、幸福な人生を生き抜く力を身につけることであり、豊かな人格を形成することにある。したがって、「子どもの幸福」及び「人格の形成」を目指し、本校の教育活動を実施していく。
〇めざす子ども像 「自分を磨く子」
・関わって磨く(人や自然・社会と進んでかかわる意欲と方法を身につけた子)
・磨く方法を学ぶ(知識や技能だけでなく、学習への意欲や方法を身につけた子)
・磨く土台を作る(健康で安全な生活の習慣を身につけた子)
〇具体目標
・自ら学ぶ意欲を持ち、ねばり強く追求できる子の育成
・自己の健康に関心を持ち、すすんで体力づくりに取り組む子の育成
・自他の人権を尊重し、正しく生きる子の育成
・祖国(郷土)を愛する心と、国際社会に生きる自覚をもつ子の育成
2 教育目標設定のねらい
学習指導要領にかかげられた、生きる力の育成を基本とした経営を目指す。生きる力とは、社会の変化にかかわらず、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力、自ら律しつつ他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性、たくましく生きるための健康や体力などを身に着けた状態である。
予測困難な時代にあって、どのような状況にあってもたくましく課題と向き合い、解決し、よりよい社会を築くことのできる人材の育成を目指す。そのためにもグローバル社会で活躍できる能力と人格を兼ね備えることを目指す。
3 本年度経営の重点
令和6年度(2024年)の力点と課題
(1)学ぶ喜びを感じられる学校づくり<学びの充実>
学習指導要領が示す教育方針に則り、日々の学習に具現化されるよう、研究活動を充実させる。多様な教員による個性あふれる工夫された指導に加え、小中を越えて発達に応じた効果的な学習活動が行われるようにする。学校教育において最も重要な教育環境である教師自身の資質を高め、学校本来の目標である基礎基本を大切にした教育を推進する。少人数かつ異年齢縦割り活動の日常から、児童生徒一人ひとりの個性、発達段階に応じた目標設定と働きかけを目指す。
1、「読む・書く・聞く」を重視した教育活動
・読書活動の推進・NIEの推進・作文指導・聞く姿勢と聞く喜びの育成・言葉を重視した指導
2、「主体的・対話的・深い学び」の実践
・学び合いの授業づくり(協働学習・ジャンプの課題の設定)・なぜと聞ける環境づくり
3、「体験的学習・ゲストティーチャーによる学習」の導入
・安全には最大限の配慮をして、計画的に現地の関係機関を活用する。
・商工会・領事館・元リオ日学の児童・生徒などの協力により実現させる。
(2)安全・安心に満たされた学校づくり<安全・安心>
安全で機能的、かつ児童・生徒にとって明るく楽しい環境であるよう、計画的に改善に努める。様々な想定での安全教育を実施し、児童・生徒ひとり一人が自己の生命を守る正しい判断と行動ができるよう育成する。
1、定期的な避難訓練の実施(領事館・警備員との連携)
・様々な想定をする。(暴漢・火災・降雨災害・土砂崩れ・地震等)
2、スクールバス乗車時の約束の徹底
3、学校施設の定期的な安全点検
(3)未来に向けてチャレンジする勇気を育む学校づくり<挑戦する勇気>
グローバル人材育成の視点・海外校の特性を最大限に活かし、国際人としての豊かな人格形成を目指す。どのような環境下においても最大限の価値を見いだしながら、チャレンジ精神あふれる人材の育成を目指す。本校の特質である、多くの体験や豊富な出会いを通した学びや成長機会を活用する。
1、日本語モデル校・連邦大学・州立大学との交流、日系協会の行事・商工会行事への参加を通して、主体的に関
わる姿勢を育成する。
2、異年齢の活動であっても他に依存することなく、児童生徒一人ひとりが主体的に考え、思いを実現させる活動
を創造し、成すことによって成長を目指す。
3、ポルトガル語・英会話の授業により、語学の基本習得のみならず、表現力を磨く。
(4)未来を生き抜くための新たな教育環境づくり<改革精神>
教師自身が研究と修養に努め、互いの連携を図りながら団結し、児童・生徒の成長のための具体的方策に取り組む。インターネットやICTを活用したアクティブラーニングや探求的な学習の新たな学びを目指す。
リオ唯一の日本教育の発信拠点として、教育活動の充実やノウハウの提供を通して、邦人・日系・ブラジル人社会の連携が深まるよう、開かれた教育課程を編成する。また、健全な学校経営を目指し、「経費の節減」「教育活動の適切な開放・提供・情宣」「経営形態の工夫」を実施する。
- Rioタイムの効果的な課題設定により、子どもたちのみならず、教員自らが現地理解に資する経験と知識を学ぶ。
- Ipad等の活用やICTによる教材開発を行い、魅力的な授業を実践する。
- 教員全員が学校経営の参画意識を持ち、積極的に関係者・関係機関とつながる努力をする。
4 いじめ防止指導計画 (PDF)
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